きっぷの知識

【JR】電車が長期間運休!定期券はどうなる?

電車が長期間運休!定期券はどうなる?

お久しぶりです。まあ駅員です。

今冬は各地で大雪となり、各地で鉄道が長期間ストップする事態になりました。

電車で通勤・通学している方は、前もって定期代を支払っていますが運休になってしまうと利用することができません。

長期間運休になると、定期券はどうなるのでしょうか。

今回は、列車が運休となった場合の定期券の取り扱いについて見ていきましょう!

連続5日間以上運休となった場合に払戻しまたは有効期間の延長を受けられる

まずは結論ですが、連続5日間以上運休となった場合は運休期間分の払戻しまたは有効期間の延長を受けることができます。

旅客営業規則には次のように書かれています。

第288条(定期乗車券若しくは普通回数乗車券の有効期間の延長又は旅客運賃の払いもどし)

旅客は、第282条第1項の規定により定期乗車券若しくは普通回数乗車券の有効期間の延長又は旅客運賃の払いもどしをする場合は、列車が運行休止のため、引き続き5日以上その乗車券を使用できなくなったときに限り、その乗車券を駅に差し出して、相当日数の延長又は次の各号に定める金額の払いもどしを請求することができる。

出典: JR東日本 旅客営業規則第288条
まあ駅員

ただし、お持ちの定期券の有効期間に運休期間が5日間以上含まれることが条件です。

例えば、1月15日〜1月20日の6日間運休となった時、お持ちの定期券の有効期間が12月18日〜1月17日の1ヶ月定期券である場合は運休期間が3日間しか含まれないため対象外となります。

払戻し・有効期間の延長のどちらの対応をしてもらうかは旅客が選択することになります。

区間によって運休期間が異なる場合は運休期間が長い方が優先

長い方の運休期間が優先

A、B、Cの順に駅があり、A駅〜C駅の定期券を持っているとします。

A駅〜B駅は5日間運休、B駅〜C駅は7日間運休となった場合の取り扱いはどうなるのでしょうか。

この場合、運休期間が長い方の期間が優先されるため、A駅〜C駅の区間が7日間運休になったものとして、払戻し・延長の対応が行われます。

ちなみに、A駅〜B駅は5日間以上の運休がなく、B駅〜C駅のみ5日間以上運休した場合であっても、A駅〜C駅(定期券の全区間)が5日間以上運休したものとして取り扱われます。

ここからは、払戻し・有効期間の延長の取り扱い方について詳しく見ていきましょう!

払戻し

払戻しは運休となった期間分の日割相当額払戻しとなります。

以下のような計算式で払戻し額が算出されます。

計算式

(発売額)÷{30 ×(定期券の有効月)}

=A

≒ A’ (Aの小数点以下を切り上げて整数としたもの)

A ‘ ×(運休日数)

=B

≒ B’ (Bの1の位の数を切捨てしたもの)=払戻し額

計算式はこの通りです!

まあ駅員

これだけだと分かりにくいので具体的な数字を使って見てみましょう!

例:お持ちの定期券が発売額15,000円の3ヶ月定期券であり、運休期間5日間のとき

15,000÷(30×3)=166.666・・・

≒167

167×5=835

≒830

よって、この時の払戻し額は830円となります!

このように、日割相当分の払戻しであることから、払戻し額はそこまで大きくならない場合があります。

払戻しをした場合、定期券は回収されるのが原則です。運休期間分の払戻しを希望する場合は有効期間満了後に払戻しを受けましょう。

また、通常の払戻しと同様に払戻しの申込書への記入、本人確認が必要となります。免許証などの本人確認書類を持っていくようにしましょう。

有効期間の延長

有効期間の延長はとても簡単で、次に定期券を購入する際に運休になった期間分を有効期間に上乗せするものです。

対象となっている定期券自体に延長をするのか、それと引き換えに購入する新しい定期券に延長をするのかについては利用されている鉄道会社さんにご確認ください。

有効期間の満了を待ったり、払戻し申込書の記入をしたりする必要がありません。

おわりに

今回は、列車が運休になった場合の定期券の取り扱いについて紹介してみました。

今冬は大雪による運休が相次ぎました。

長期間運休になった路線を利用されている方は、お持ちの定期券が払戻し・延長の対象になっているか、鉄道会社がどのような対応を行っているのかを駅の掲示や鉄道会社の公式サイトなどで確認をお願いします。

◯JR東日本 旅客営業規則

第288条(定期乗車券若しくは普通回数乗車券の有効期間の延長又は旅客運賃の払いもどし)

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